立憲民主党の蓮舫参院議員(56)が19日、X(旧ツイッター)を更新。自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件について言及した。

蓮舫氏は、衆参両院の政治倫理審査会(政倫審)で、自民党安倍派幹部の西村康稔前経済産業相、塩谷立元文部科学相、世耕弘成前参院幹事長と、安倍派の会長代理を務めた下村博文氏の4人がキックバック(還流)の「合法的な代替案」の発案者をめぐり、それぞれが「覚えていない」などと発言したとする報道を添付。

蓮舫氏は「『記憶にない』私の中ではロッキード事件やリクルート事件などの歴史上の政治家の言葉かと思っていましたが、まさか政倫審で向き合った世耕弘成さんから『記憶にない』答弁の上に『私も知りたい』と開き直られるとは」と記し「4人しかいないのに誰も知らない。嘘でしょう」と投稿した。

最大の焦点になっているのがキックバック復活の経緯。安倍派会長時代の安倍晋三元首相が2022年4月の幹部会合でキックバックをやめる方針を決めたにもかかわらず、安倍氏の死去後の同年8月の会合以降に復活された経緯について、これまで政倫審で説明した安倍派幹部の間で説明が食い違いがある上、だれがいつ決めたのかも、明らかになっていない。