ケンタッキーフライドチキン(KFC)の公式X(旧ツイッター)は19日、1985年の阪神タイガースのリーグ優勝を受けて熱狂したファンらによって大阪・ミナミの道頓堀川に投げ込まれ、24年後に発見されたカーネル・サンダース人形を「人形納め」したことを報告した。

「道頓堀川から奇跡の生還を果たして以来幸運の象徴として15年間、私達を笑顔で見守ってくれていた【おかえり!カーネル】ですがこのたび人形納めをしてきました。親しみ愛してくださった皆さまに感謝申し上げます」と投稿。廃棄するに際して、今月8日に大阪市の住吉大社で「人形納め」を行った際の写真もポストし、ハッシュタグ付きで「さよならカーネル」とも投稿した。

これを受け、インターネット上では「カーネル人形」がトレンドワードになった。SNSでは「呪い解けた?」「阪神の優勝を見届けて廃棄されるカーネル人形」「住吉大社さんなら安心です。ケンタッキー社さんのご対応に感謝いたします」「阪神ファンはシーズン開始前にこの神社におまいりしなきゃな」「メルカリに出品したら売れそうだけど、廃棄してしまったのか」「セメントか何かで固めて永久保存は出来なかったのか…と思ったが後の世で呪物扱いされるか」「もしかしてオープン戦低迷ってこれが関係…なわけねぇかwww」など、さまざまな声が寄せられた。

KFCが投稿した「人形納め」の報告にも「昨年38年ぶりの『アレ』を見届けて頂いて、カーネルサンダースも安心してると思います。ありがとうございました」「ちょっと悲しい」「カーネルさん、ゆっくり休んでください」などのコメントが相次いだ。

85年にカーネル人形が道頓堀川に投げ込まれた後、次の年から阪神は優勝できずに低迷が続き、ファンの間では「カーネルの呪い」とささやかれ続けた。昨年、チームが38年ぶりの日本一を達成した11月5日には、KFCの公式Xが、カーネル像が胴上げされているセ・リーグ優勝時の投稿イラストを引用し「祝日本一 ワシからもおめでとーさん」と、祝福投稿していた。