3日に放送されたフジテレビ系「めざまし8」(月~金曜午前8時)で、東北新幹線が2日、始発から約5時間半も運転を見合わせたことが取り上げられた。

都内で開催される入学式や、イベントに間に合わなかった乗客もいた。始発前に走らせる点検車両のエンジンオイルが福島~白石蔵王(宮城)間で漏れていたのが原因だった。

元衆院議員で元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士(67)は「保守作業のデジタル化はいいが、事が起きた後の対応もデジタル化を図らないと復旧に時間がかかる」と指摘。フジテレビ風間晋解説委員も「新幹線の運行を支え、維持するための人員や技術がまったく追いついていない」と問題点を挙げた。

また、金子恵美元衆院議員は「どの業界も人手不足で、人員の確保が課題になっている。観光面でインバウンド(訪日外国人)を呼ぼうとしているなか、新幹線への信頼度、旅行者に対する印象を考えれば待ったなし。民間企業とはいえ考えてもらいたい」と注文を付けていた。