立憲民主党の米山隆一衆院議員(56)が8日、自身のX(旧ツイッター)を更新。

作家の乙武洋匡氏(48)が16日に告示される衆院東京15区補選(4月28日投開票)に、無所属で出馬することを正式に表明したことについて言及した。

「乙武氏『無所属』との事ですが、ファーストの会の副代表でありながら、それはないでしょう」と切り出した。続けて「『無所属』を掲げるなら副代表は辞任すべきだし、副代表を続けるなら『ファーストの会』で出るべきです。流石にこれでは、『二枚舌』と言われてやむを得ないものと思います」とつづった。

米山氏の指摘に対し「これは米山さんの言う通り」「ですよね」「私は乙武さん好きですが でもこの件は米山隆一さんに同意します」などと書き込まれていた。

乙武氏はこの日の会見で、「現段階ではどこの政党にも支援をお願いしていない」と述べた。乙武氏には、小池百合子東京都知事が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」が国政進出へ向け設立した「ファーストの会」が、出馬を打診していた。ファーストの会が推薦する方向で、政治資金パーティー裏金事件を受けて独自候補の擁立を断念した自民党も、推薦する方向で調整。同補選は、昨年の江東区長選をめぐる公選法違反事件で柿沢未途氏(自民党離党)が辞職したのに伴い行われる。

同補選には、立憲民主党の酒井菜摘氏(37)、共産党の小堤東氏(34)、日本維新の会の金沢結衣氏(33)、参政党の吉川里奈氏(36)、日本保守党の飯山陽氏(48)、無所属の秋元司氏(52)のほか、参院議員の須藤元気氏(46)が無所属での立候補を表明している。候補者乱立で激戦になるとみられている。