将棋の羽生善治九段(53)が14日、X(旧ツイッター)を更新。鞄を紛失して戻ってきたことを明かした。

「こんばんは。暖かくなりましたので背中が涼しくなった話をひとつ」と前置きし「数日前スマホ、クレカ類、財布、身分証諸々、家の鍵、将棋手帳が入った鞄を路線バスのバス停ベンチに丸ごと忘れて来てしまいました」と打ち明けた。

そして「スーツポケットに入れてた交通系ICカードでバスに乗ったので普通に自宅へ到着し、門を開ける時にようやく鞄を失くした事に気が付いて久しぶりに背中がヒヤッとしました」と正直な感想をつづった。

元女優の妻、羽生理恵さんにも相談したといい「妻に伝えたら彼女のスマホを渡され、車を出すからiPhoneを探すで位置情報を追って見ていてと言われたので検索しながら現場へ乗せて行ってもらいました。しかし、鞄は無く近くの警備員さんにお聞きすると、タクシーの方が止まって鞄を持って行かれたと教えてもらいました」とつづった。

そして「再び位置検索でスマホを追うと少し離れた警察署で止まっています。急いで運転する妻に伝え警察署へ。バス停にポツンと置かれて鞄を車内から見つけて、わざわざ警察署へ届けて下さったのだそうです。ドライバーさんのお心遣いと日本の治安の良さ、幸運に感謝しました」と続けた。

最後に「あの時のタクシードライバーさんには心より御礼申し上げます。本当に助かりました。ありがとうございました。以後、バス停ではぼんやりとしないよう気をつけて行動したいと思います」とつづり「背中に冷や汗をかいた出来事でした」と締めくくった。

その後、羽生九段は「スマホの位置情報共有は、災害時や地方への出張時、旅行時で万が一倒れた時に連絡が取れないとなった時などの万が一対策として夫婦でお互い助け合う用に入れようと話し合って、ここ最近入れたもの。我々の年齢から先は体調も何が起こるかわからないので少しづつ将来についても話したりが多くなって来ました。そのおかげで鞄を失くしてから30分以内に見つけることが出来幸いでした。入れててよかった 位置情報共有」と長文を投稿し、“位置情報サービス”に感謝した。

羽生九段の“背中が寒くなる話”に対し、Xでは「心がかなりあったまるお話でした」「ひとごとではないなと思ってしまいました」「涼しくも心が温まるエピソードでしたね 無事に戻ってきてよかったです」などと書き込まれていた。