元財務官僚の信州大特任教授、山口真由氏は15日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演し、4月上旬に、心不全のため54歳の若さで死去した第64代横綱を務めた曙太郎さんを、涙ながらに追悼した。

番組では14日に、東京都内の斎場で営まれた曙さんの葬儀の様子を報道。また、曙さんが現役時代、同期生でともに横綱となった3代目若乃花、貴乃花の「若貴兄弟」と、歴史に残る数々の激闘を繰り広げた際の取組の様子も紹介した。

このVTRをスタジオで見守った山口氏は、曙さんを「ヒールだったんですけど、これだけ誠実で、これだけ不器用で、これだけ相撲を愛したヒールはいないというか…」と声を詰まらせた。「私にとって、相撲のいちばん美しい時代を彩ったヒーローが、偉大なヒーローが、いなくなったんだなという感じです」と涙声のまま、平成の大相撲ブームを担った大横綱をしのんだ。