料理研究家リュウジ氏(37)が18日、X(旧ツイッター)を更新。うま味調味料「味の素」に使用されているグルタミン酸について言及した。

リュウジ氏はXで拡散されている「グルタミン酸(MSG)が胎児、子ども、成人に有害な影響を与える」などと書かれた記事を紹介する投稿を添付。リュウジ氏は「これ、記事の中身みんな見たのだろうか…まず MSGは神経毒である。量が少ないと影響がないと言われているが毒には変わらない」とつづり「これは実は大変なミスリード、確かにグルタミン酸は直接脳に注射とかされると毒、だけど食べると胃で分解されるので無害、そして量の概念を無視すれば塩や水ですら猛毒」と投稿した。

続く投稿で「これを『とうとう出たね…』とか言って嬉々としてデマを拡散してしまう方々、正直やめていただきたい、リテラシーの低い方々は調べもせずに簡単に騙されます こういうのを放置しすぎたので日本では未だに味の素が体に悪いとか言ってる人が多い、ちゃんと間違った情報は指摘するのが大事です」と記した。

味の素株式会社(東京都中央区)はホームページ上でグルタミン酸について「グルタミン酸は、アミノ酸の一種で昆布のうま味成分です。グルタミン酸は、さとうきびからとれる糖蜜やでんぷんから発酵法で作ります。グルタミン酸は、そのままでは水に溶けにくいものです。水に溶けやすく、また調味料として使いやすくするために、ナトリウムをつけて乾燥したものがグルタミン酸ナトリウムです」と説明。「食品衛生法上の規定で食品添加物の調味料に分類され、同法に定められた膨大な安全性試験をすべてクリアしています」としている。