立憲民主党の泉健太代表は20日までに自身のX(旧ツイッター)を更新し、日本維新の会の馬場伸幸代表が、立民を攻撃するような発言を繰り返していることについて言及した。

馬場氏は16日に告示され、維新も立民も候補者を擁立している衆院東京15区補選での応援演説で「立憲には投票しないで」「立憲の候補を国会に送らないでいただかなくて結構だ」と呼びかけた。また18日の会見では、衆院憲法審査会での立民議員の発言などを念頭に「立民は、たたきつぶす必要がある」と発言、波紋を広げている。

泉氏は、定例会見で馬場氏の発言への受け止めを問われ「相当、焦りがあるんじゃないかと思う」と答えたことを報じたネットニュースを引用しながら「維新・馬場代表の『立憲たたきつぶす』発言。→冷静さを欠く発言では、国民の信頼は高まりません。ぜひ『これもイッツ・ア大阪ジョーク。わからんかな?』との弁解を期待したい」と、投稿した。

「イッツ・ア大阪ジョーク」とは、吉村洋文大阪府知事が今年3月の「維新タウンミーティング」で、2025年大阪・関西万博をめぐり批判的なコメントをしているとして、元テレビ朝日社員の玉川徹氏や、玉川氏が出演中の「羽鳥慎一モーニングショー」を「万博出禁」と発言した(その後撤回、謝罪)ことをめぐり、馬場氏がXに「イッツ・ア大阪ジョーク。わからんかな?」と、投稿したもの。

吉村氏の発言は「大阪流ジョーク」との認識を示したものだったが、泉氏は今回、この時の馬場氏の投稿を皮肉るような形で「たたきつぶす」発言への見解を記した形だ。

その上で「大きな政治、国民生活に寄り添った政治をしましょう!」と、馬場氏に呼びかけるようにポストした。