海賊版サイト「漫画村」(閉鎖)元運営者の星野路実氏(32)が22日、X(旧ツイッター)を更新。詐欺などの罪に問われた「頂き女子りりちゃん」こと渡辺真衣被告(25)に対し、名古屋地裁が懲役9年、罰金800万円の判決を言い渡した件について私見を述べた。

渡辺被告は恋愛詐欺のマニュアルを販売したり、男性の行為に付け込むなどして計約1億5500万円をだまし取ったなどとされる。そうして得た金をホストにつぎ込むなどしていたという。星野氏は「頂き女子りりちゃん1.5億円詐欺で懲役9年、罰金800万円の判決」と言及し、「漫画村運営ならたった3年で済んだしもっと稼げたからコスパ良すぎ」などと比較。また、フォロワーに返信するかたちで「詐欺の上限が10年なの考えるといくら別件あってもまだ重い感じですよ」との印象を述べた。

星野氏は漫画村をめぐり、著作権法違反などの罪に問われ、懲役3年、罰金1000万円、追徴金約6200万円とした21年6月の福岡地裁判決が確定。服役後、同地裁に再審請求している。また、KADOKAWAと集英社、小学館の出版大手3社が漫画を不正に公開されて被害を受けたとして星野氏に計約19億円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は18日、出版社側の出版権や独占的利用権が侵害されたと認め、計約17億円を支払うよう命じた。