国民民主党の玉木雄一郎代表(55)が21日、自身のX(旧ツイッター)を更新。性的要素を含むいわゆる「エロ広告」がネット上で子どもの目に触れてしまう問題と、表現の自由との兼ね合いについて私見を示した。

「エロ広告」をめぐっては、同党の伊藤孝恵参院議員(49)が子どもへの悪影響を問題視し、国会の場で議題としている。玉木氏はその流れを受けた投稿で「『エロ広告』が話題になってますが、国民民主党は表現の自由を必ず守ります。これが大前提です」と表明。「その上で、子どもの目に触れないようにする配慮や、嫌だと思う人がそうした広告を避ける権利は守るられるべきと考えます」とした。

続けて「例えば、タバコを吸う権利は守りますが、受動喫煙を避けるために、吸う場所と吸わない場所を分けること(ゾーニング)が必要なのと同じです」と説明。「そして、表現の自由は憲法21条で保障された権利であり、より高度な保護が必要であって、安易に法律で規制すべきものではありません。権力が、何が良くて何が悪いと判断し始めると、憲法の禁止する検閲につながりかねないからです。よって、何らかにルールを導入するにしても、それは基本、業界団体の自主的な取り組み(ソフト・ロー)で対応すべきであって、法令(ハード・ロー)で規制すべきものではありません」とした。

また「国民民主党は表現の自由を必ず守ります」と繰り返し「その大前提の上で、デジタル空間の健全な発展のために、広告主やプラットフォーム事業者をはじめとした民間の業界団体の自主的な取り組みに期待しています」と望んだ。

「伊藤たかえ議員の質疑も全体を見ていただくと分かりますが、広告主やプラットフォーム事業者などに、『自主的な取り組み』を促す内容になっています」と、伊藤氏の言動についても言及。「国民民主党は表現の自由を必ず守りますので、その点はご心配なく」とあらためて呼びかけた。

玉木氏はこれに先立ち、伊藤氏が18日の参院予算委で、性的広告規制の所管省庁を確認する質疑をした様子を引用で紹介。「『エロ広告』『エロ広告』と国会で果敢に連呼する伊藤たかえ議員に敬意を表しつつ、たらい回しに終始する各省庁の対応に唖然としつつ、表現の自由は重視しつつも何らかの対応が不可欠だと確信した質疑でした。党として引き続き問題解決に取り組みます」と私見をつづっていた。

この投稿に伊藤氏も「発言の1秒前まで『エロ広告』発言に迷いがありましたが、その言葉じゃないと相手に突き刺さる速さも深さも削がれてしまう時がありますから」と返信。伊藤氏は「こども家庭庁は『アダルト広告』といい、総務省は別の投稿で『性的な広告』といい、文科省は『不適切な広告』という。昨日、子どもの目に触れる所謂エロ広告について、その問題性や影響を評価し、規制の在り方について検討する所管・共管省庁を予算委員会に報告して貰うことが、理事会協議案件になりました」と報告し、問題提起している。