安倍晋三元首相の妻、安倍昭恵さんは1日までに自身のX(旧ツイッター)を更新し、5月29日(現地時間)にロシアのモスクワを「電撃訪問」し、プーチン大統領と面会したことについて振り返った。
5月30日の投稿に「モスクワのクレムリンにてプーチン大統領とお会いしました。様々なご意見があると思いますが、私は主人が27回の首脳会談を通してプーチン大統領と築いてきた信頼関係を無駄にしたくない・・・隣国であるロシアとの文化交流は是非続けていただきたいと思います」とつづり、最後に「平和を祈ります」と記した。プーチン氏とのツーショット写真も投稿した。
昭恵さんとプーチン氏の面会は、ロシア大統領府の映像公開で明らかになった。プーチン氏は、昭恵さんに大きな花束を渡し、安倍氏の首相在任中に27回会談したことを振り返りながら「ロシアと日本の協力発展に果たした(安倍氏の)貢献を忘れることはない」などと伝えた。プーチン氏の言葉に、昭恵さんが涙ぐむ様子も伝えられた。面会後、昭恵さんはプーチン氏が用意した大統領専用の高級リムジンで、バレエ鑑賞のためにボリショイ劇場に移動する異例の待遇を受け、車内での昭恵さんの様子も映像で公開されるなど、まさに異例ずくめだった。
面会に至った経緯は明らかになっていない。日本政府は現在、ウクライナ侵攻を続けるロシア全土に「渡航中止勧告」を出していることから、林芳正官房長官は5月30日の会見で「政府としてはロシア全土にレベル3、すなわち渡航中止勧告以上の危険情報を発している。基本的にはロシアへの渡航はやめていただくよう、国民のみなさまに求めてきているところでございます」と指摘した。
昭恵さんは昨年、2期目の大統領就任直前だったトランプ米大統領からもフロリダ州の私邸に招かれ、大統領夫妻と食事をともにしている。
今回の昭恵さんの投稿には、「昭恵さんにしかできないトランプ大統領、プーチン大統領との会見はえがたいものです」「シンプルに凄いと思う。あのプーチンとサシで、個人レベルで会える日本人って他にいるの?」と評価する声がある一方で、「全く理解できない行動です」「戦争を起こして戦火を拡大している人間に平和を祈るとはどういう了見か」と疑問のコメントも寄せられている。

