乗用車を運転中に反則切符を切られ、車両の車検と自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)の期限切れも判明したと自身のX(旧ツイッター)で公表していた横須賀市の上地克明市長(71)は17日夕、同市内で記者会見し、謝罪と経緯の説明を行った。

上地氏は15日に告示され、3選を目指す市長選の候補者でもあり、会見は選挙事務所で行われた。

会見冒頭、「私自身の交通法規違反に関して、あらためて市民のみなさま、関係者のみなさまに心からおわびを申し上げます」と謝罪。「重大な過失を重ねたことについて、弁解の余地はございません。深くおわび申し上げます」とも口にした。

上地氏によると、14日朝、横須賀市内で自家用車を私用で運転中に一方通行の標識を見落としたとし、交通反則切符(青切符)を交付されたという。標識は特定の時間に一方通行となるもので、反則金7000円は納付したという。当該車両の名義は自身の妻だとし、車検、自賠責保険ともに昨年秋に有効期限が切れていたという。自動車販売店からの通知は「ありませんでした」と述べた。車検切れなどは妻も知らなかったとし、「反省している」「猛省している」と繰り返した。

14日は市長選告示の前日。結果的に、告示日を挟んで公表が遅れた形になった。上地氏は「いろいろと考え、どういう形でお伝えしたらいいか悩んでいた」などと釈明した。

その上で「市民のみなさまからの信頼を損なう行為であり、市長給与の3カ月分全額を自主返納したいと考えている」と述べ、給与の3カ月分となる300万円あまりを自主返納する意向を表明。「みなさまからの信頼を少しでも取り戻せるよう、誠心誠意、努めてまいります」と述べ「市民のみなさま、関係者のみなさまに深くおわび申し上げます」と、頭を下げた。

記者からは、市長選の立候補をとりやめるつもりはあるのかなど厳しい指摘も出たが、上地氏は「弁解の余地はない」とした上で、「そこ(立候補を取りやめ)はなかった。弁解の余地はありませんが、選挙運動をとりやめるつもりはありません」と否定した。

上地氏は2017年の市長選で初当選し、現在2期目。6月15日に告示された横須賀市長選(22日投開票)に立候補し、3選を目指している。タレント上地雄輔(46)の父親としても知られる。