元自民党衆院議員の金子恵美氏は12日、日本テレビ系「サタデーLIVEニュースジグザグ」(土曜午前11時55分)に生出演。石破茂首相が9日の参院選(20日投開票)応援演説で、トランプ関税交渉について「国益をかけた戦いだ。なめられてたまるか」と述べたことについて「ああいう態度をとることが国益上、この関税の話を進めていく上で、とってもマイナスなことを態度で示した」とダメ出しした。
石破首相の発言は、トランプ米大統領が、日本に対する関税を25%とする方針を打ち出したことを受けたもの。現状のまま進展しなければ8月1日から適用するとしており、これまで首相側近の赤沢亮正経済再生担当相が7回訪米し米国側と交渉したにもかかわらず、今回の対応となった。
金子氏は、「アメリカ側としても同盟国との関係は悪化させたくないと、みんな議員の方は思っていると思う。その中で、安保上対立している中国とは交渉しようとしたり、という(米国側の)姿勢においては、いやいや違うでしょと。中国に対してはともに手を結び、安保上の問題も解決していきましょうと。これが言えるのがトップ。(今は石破首相にとって)トップ外交が必要な中での『なめられてたまるか』と…」と、石破首相の発言に言及した。
首相は翌10日のBSフジ番組で、「なめられてたまるか」の真意を「米国依存からもっと自立するように努力しなければならない、ということ」と釈明している。金子氏は「確かに、(米国から)真の自立をしていないということはある」としながらも「一方で、この関税のタイミングで、言いなりにはなリませんみたいな、ああいう態度をとることは非常に、国益上この関税の話を進めていく上で、とてもマイナスなことを態度で示した」と述べた。
交渉のあり方をめぐっても「石破さんの『チーム石破』ではなく、もっと広く見れば、ちゃんと(トランプ氏と)コネクションがある茂木(敏充)さんや麻生(太郎)さん、あるいは安倍さんの交渉時に同席していた萩生田(光一)さんとか西村(康稔)さんとかは、(トランプ氏が)顔を知っている。そこをフルに使って、(石破首相は)頭を下げてでもやるべきなところだったのに、狭い今の政府の中で交渉をしていこうとしてしまった。そこが、『ちょっと参院選なので待って』という時に、あっちには逆に、そこを突いていこうとされてしまったのではないか」とも分析した。

