元自民党衆院議員の金子恵美氏は12日、日本テレビ系「サタデーLIVEニュースジグザグ」(土曜午前11時55分)に生出演。日本政府と米国政府によるトランプ関税交渉をめぐり、25%という関税率が書簡で示されたことについて「非常に下に見られたと、私は思っている」と不快感を示した。

トランプ米大統領は7日(現地時間)、日本に対する関税を25%とする方針を打ち出した。現状では8月1日から適用するとしている。これまで、石破茂首相側近の赤沢亮正経済再生担当相が7回も訪米。4月の1度目の交渉はトランプ氏とも面会し、残りはベッセント財務長官ら米国側担当者と交渉したにもかかわらず、今回の対応となった。

石破首相は9日の参院選(20日投開票)街頭演説で、関税交渉について「国益をかけた戦いだ。なめられてたまるか」と訴え、波紋を広げている。

金子氏は「(関税交渉では)最初にトランプさんが出てきた。その時は(日本が)同盟国ということもあり、最優先に合意したい、できるのではないかという思いがあったはずなんです」と米国側の狙いを推測。「その後、(日本が)どう出てくるかをトランプさんは見ていた中で、USスチールのことで(米国側が)引く姿勢もみせていたはずなのに、(日本は)最初のチャンスをみすみす逃したような気がする」と指摘。「書簡で(25%について)届けてくるというのは、非常に下に見られたと、私は思っている」と不快感を示した。

また、「政府筋から聞くと、参院選もあるのでそのことは先方に伝えていたけれど、(日米首脳に)関係性があれば。たとえば安倍(晋三)さんだったら、そっちの事情を分かったからトランプ氏はちょっと、待ったかも知れない。そこが関係性がない中で、ある意味では、すごく弱みをさらけだしていた中で、そのくせ、トランプさんにとって納得いくような代替案を出さなければ、弱みをみせたところで、ある意味、足元を見られてしまい、政権にとっては選挙中という最悪のタイミングに出された、袖にされたというところがあると思う」と述べた。

その上で「トランプさんなりの、これまでの日米関係や交渉に関する通信簿を出されたような気がする」とも述べ、今回の対応は米国側の不満の現れとの認識を示した。