元財務官僚で、信州大特任教授などを務める山口真由氏は28日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に生出演。20日投開票の参院選で大敗した自民党内で、総裁の石破茂首相に対する辞任圧力が強まっていることをめぐり「自民党は、絶対に動揺すべきではない」と指摘した。

番組では、25日に首相官邸前に約1000人が集まり「石破辞めるな」「石破頑張れ」と、石破首相を激励するデモが行われたことを報じた。一方、ANN世論調査では、「辞任すべきと思う」が46%、「辞任すべきと思わない」が42%と拮抗(きっこう)し、世論の意見も割れていることに触れた。自民党は28日午後、参院選大敗の結果を受けて両院議員懇談会を開くが、懇談会ではなく議決権を持つ両院議員総会開催を求める動きも続いていることなど、自民党内の現状にも触れた。

山口氏はこうした動きを踏まえて、「自民党の右派が、すごい動揺しているんだと思います。今回、参政党にお株を奪われたのは、いちばんは自民党の右派。旧安倍派は衆参の選挙を通してもう、4割減ですか?」とした上で「おれたちをなんとかしてくれ、というのがあると思うんですけれど、やっぱり自民党は絶対に動揺すべきじゃないと思うんですよ」と訴えた。

「今回(の参院選で)、『中道』が減ったように、私も見えました。中道左派の立民が伸び、中道右派の自民は惨敗と言われて。でも、有権者が中道を避けて、両極端なものを求めたのでは、けしてないと思う」と主張。「(有権者は)たぶん、旧態依然としたものにはNOを突きつけたけれど、別に中道の、バランスを取るということが悪いと言ったわけじゃない。ここで動揺して、自民党が極端に右の方に流れることがない方が、私はいいと思っている。冷静に見極めてほしい」と、自民党に提言した。