日本航空の鳥取三津子社長は10日、国交省で会見し、国際線の機長が今年8月、乗務前日の飲酒でハワイ発の3便が遅れた問題で国交省から厳重注意の行政指導を受けたことについて、謝罪した。
鳥取氏は「運航乗務員のアルコール不適切事案に関しまして、本日、国土交通省より厳重注意を受けました」と述べ、「昨年12月より業務改善勧告を受け、対策を進める中にもかかわらず、このような事態を招きましたことを極めて重く受け止めております」とした上で「大変ご迷惑とご心配をおかけしましたことを、心より深くおわび申し上げます。本当に申し訳ございません」と述べ、頭を下げた。
鳥取氏はキャビンアテンダント(CA)出身で初めて同社社長に就任し、話題になった人物。最初のキャリアは、後に日本航空と経営統合した日本エアシステムの前身、東亜国内航空のCAだった。その後、日本航空の客室本部長や代表取締役専務執行役員などを経て、昨年4月、社長に就任した。
日本航空では近年、パイロットの飲酒に伴う欠航や遅延が続いている。昨年12月には、メルボルン発成田行き便の機長と副機長が飲酒して出発が遅れた上に、口裏を合わせて隠蔽(いんぺい)を図る不祥事が発生し、国交省から業務改善勧告を受けている。

