自民党総裁選に出馬表明した茂木敏充前幹事長が14日、フジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」(日曜午前7時30分)に生出演。野党の連立についての考え方をめぐり、橋下徹氏から、日本維新の会と連立なら選挙区調整も必要になり、自民党大阪府連が猛反発すると指摘されたが、それでも「それは致し方ない」と、維新との連立の可能性を否定しなかった。
立憲民主党の安住淳幹事長は11日の幹事長就任記者会見で「自民党のライバルは我が党しかない」と主張。茂木氏が日本維新の会や国民民主党を新たな連立候補として言及したことに「ライバルと思っていないからでしょ? 補完できて、自分たちの政権の延命のために使えると思っているから、ああいうことを言っているんでしょ? 我が党はそういう政党じゃないんです」と語っている。
茂木氏は安住氏の発言について問われ、「別に、なんていうか日本維新の会であったり国民民主党、ライバルじゃないからというよりですね、会見でも申し上げたんですけれども、基本政策、外交安全保障であったりエネルギー、憲法であったりとこれが一致する政党と、えー、連立の枠組みを模索していきたい。こういう風な話をして、質問がでましたんで、どこですかということで、例えばということで、この2つの政党を上げさせていただいたということです」と淡々と語った。
立憲民主党の名前を上げなかったことをめぐり、基本政策が違うから個別政策でも連携に期待できないということか問われ「基本政策については明らかに違う部分というのがエネルギー政策についても憲法についてもあるんだと。こんな風に思っていますけど、だからまったく協力しません、ということではないですけれど、個別政策ごとにやっていくんでは、えー、政治が前に進まない。これが基本的な考え方です」とも語り、立憲との連携には積極的ではない様子で語った。
松山俊行キャスターから、日本維新の会について、「藤田(文丈)共同代表とYouTubeで対談を行った。そこでは連立の話は」との問いも。茂木氏は「連立の話が出たわけじゃないんですけど。その2日前かなにかに、ちょうどあの、藤田共同代表、私が幹事長時代にですね、日本維新の会の幹事長でしたから、カウンターパートでしたからいろんな広範な議論をしてきた仲ではあります。電話かかってきて『自分もYouTubeの番組やってるんだけど、総裁選にまあ、あの、出るであろう人と自分たちの考え方を話して、えー、どう評価してくれるか。えー、こういうことやりたいんだけど出てくれる?』という話がありましたんで、その場で喜んでということであの、出演することになりました」と、藤田氏との信頼関係を強調しつつ、経緯を説明した。
維新の藤田氏に加え、国民民主党の玉木雄一郎代表ともYouTubeで対談しているが、松山キャスターから、「どういった政策が近いと」と問われ、「基本的にはまずですね、政党間の信頼関係、これができるかどうかが極めて重要なんだと思います」と回答。「また、あの、おそらくですね、二大政党ではない形のですね、あの、ものを求めていくと、いうことでも、考え方は一致していると思いますし、経済をよくしなくちゃいけない。こういう考えも基本認識は共有できるんじゃないかなと思っています」と語った。
橋下徹氏は、「仮に維新と連立ということになってくると、大阪の自民党の人たち、大阪府連、猛反発すると思います。大阪では19選挙区みんな維新ですから、維新と組んでしまうと、自民党の国会議員、大阪ではもう芽が出なくなるという思いでものすごく反発する、していると思うんですけど。どうされるんですか」と問われた。
茂木氏は「そこのところは当然、そういう反応出てくると思いますけれど」とした上で「ま、これ、どの党とですね、連立するにしても、選挙区調整、こういったものは必要になってくる。確かに大阪において、自民党、小選挙区1つも勝ててない。こういう事実もあるわけですけど、じゃあ、どうしていくんだというとですね、まずは連立を組む、危機感を共有した上で連立を組んで、それから考えないとですね、最初からそんな選挙区調整から入ったら、どの党とも連立の話は進まないと思います」と語った。
橋下氏から、「じゃあここは総裁選で大阪の自民党票、国会議員票、一般票が失われたとしても、連立を重視していくということ」と、さらに問われると「それは致し方ない。こんな風に思います」と語った。維新の吉村洋文共同代表とも万博前に食事したと明かし「いつかお話ししたいと思っています」と語った。

