前橋市幹部職員の既婚男性とラブホテルで複数回面会した同市の小川晶市長(42)が謝罪した件で、前橋市役所に「市長報道専用電話」が立ち上がったことが29日、分かった。
同市によると、小川氏が緊急会見で謝罪した翌25日から電話が鳴りやまない状態で、26日午後5時の段階で約2000件のクレーム、問い合わせがあったという。対応に追われた職員は「ひっきりなしにかかってきます」とため息をついた。4台の代表電話で対応しているが、電話を切ってもすぐに電話が鳴る異常事態。さらに市の職員は「回線が混雑しているのか、秘書課に電話がつながらない状況」と嘆き、代表電話以外への“直電”も相当数あると明かした。
同市は日刊スポーツの取材に対し、26日の夕方から「市長報道専用電話」を開通したことを明かした。代表電話から取り次ぐ形で、約10人の職員がクレーム対応にあたっているという。開通の意図は本来の代表電話の窓口機能を維持するためだとした。
小川氏の疑惑はニュースサイト「NEWSポストセブン」で報じられ、小川市長は24日に急きょ会見の場を設けた。ホテルに行ったことは認めたが、「公私にわたる相談」をしていたとして、男女関係は否定。26日には市議全員が参加する会合に出席し、「引き続き市民のため力を尽くしたい」と訴え、続投に意欲を示した。
小川氏は中大法学部卒で、弁護士出身。群馬県議を経て、2024年から現職。初当選を果たした同年の市長選では「刷新」を掲げ、保守地盤で自民、公明両党推薦の山本龍前市長に大差をつけた。1892年の前橋市の市制施行後、初の女性市長となった。

