元自民党衆院議員の金子恵美氏は、19日夜に放送されたフジテレビ系「Mr.サンデー」(日曜午後8時54分)で、静岡県伊東市の田久保真紀市長が自身の学歴をめぐる問題で市議会を解散したことに伴い、この日が投開票だった市議選(定数20)の判断をめぐり、田久保氏に直接、強い疑問を投げかけた。
田久保氏は、開票を待つ間、番組に中継で出演。MCのフリーアナウンサー宮根誠司やコメンテーター陣から、不信任決議案が可決されたことを受けて市議会を解散して、市議選に打って出た田久保氏の判断について、次々と厳しい言葉が投げかけられた。
市議選で、田久保氏に対する再度の不信任決議案に賛成する方針の議員が多く当選すれば、田久保氏は31日に招集される臨時議会で、不信任決議案が再可決され、その場合田久保氏は失職する。失職を回避するには、採決に必要な「3分の2以上の出席」を阻む7人以上の欠席か、採決に14人以上が出席し過半数の反対で否決することが必要だった。
田久保氏の出演時点では開票が続いている状況だったが、「田久保派」の議員が多く当選する見通しは立っていない状況だった。
金子氏は、「不信任に反対する議員を7人集めなければいけなかったところ、3、4人の候補の方しか支持していない状況。このままいけば不信任案が可決されるという流れになりますが、6200万円(の経費を)かけ、議員の任期を2年間残してまで選挙をした意味があると思いますか?」と指摘。これに対し、田久保氏は「あの、どうしても、そこが切り取られてるんだなというのはもちろん認識はしていますが」と切り出し、「私がとどまるために何を集めるとか、そういった目的のための選挙ではありません。やはり、この街が前に進むため、それぞれの市議会議員候補が自分の政策をしっかり訴えかけていただき、市民がそれを見て選んでいく。それがいちばん大切なことだと思います」と、反応した。
金子氏は「(最初の不信任決議案可決後、市議会解散ではなく)失職してからまた、市長選に出られる方が、支持はされたのではないか」とさらにただしたが、田久保氏は9月議会の冒頭で不信任案が提出されたことへの不満を示しつつ「最後まで審議をしていただいて、その上で不信任案が出ることを望んでいた。私も市議だったので、議会への思い入れは強い。私の決断として、解散して新しい市議を選んでもらうという選択をした」と説明した。
市議選は最終的に、田久保氏に対する再度の不信任決議案に賛成する意向を示している前職18人と新人1人の計19人が当選した。臨時市議会での不信任決議案が再可決される見通しで、田久保氏の失職は避けられない情勢だ。

