元テレビ朝日社員の玉川徹氏は20日、レギュラーコメンテーターを務める同局系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に、2週間の夏休み明けで生出演。日本維新の会が自民との連立政権を見すえて調整していることをめぐり、休み中に維新の吉村洋文代表(大阪府知事)と電話で話し、真意を聴いたと明かした。
玉川氏は「休みの間に吉村さんと電話で話をしていた。総裁選前にも話した時は、もしかしたら(小泉)進次郎さん(が総裁選に勝利して、維新)といっしょになる可能性が高かった時には、いちばん大事なのは『副首都だ』とおっしゃっていた」と述べた。
維新は、自民党との政策協議で、「副首都」「社会保障制度改革」を「絶対条件」としていたが、ここに来て「議員定数削減」を突然持ち出し、衆議院の比例代表の1割(約50議席)を念頭に、臨時国会での法案成立を主張し、与野党から異論が相次いでいる。
一方、玉川氏は「先週なかばくらいに話を聴いた時、連立に入っていくと、維新はもしかしてこの後、消えていくんじゃないの? と言ったら、そのリスクは確かにあります、と。今まで自民党と組んで消えた政党はいっぱいある」と指摘。さらに「そもそも維新は何をやるための政党か聴いたら、都市機構改革のための政党だと言っていた。その中で副首都構想が出てきている」と吉村氏の主張を代弁してみせた。
その上で「僕個人の感覚だけど、吉村さんは維新の会を永続させようという優先順位は高くないんだなと。むしろ維新、少なくとも吉村さんは、何かを実現し、前に進めていけたら党が続いていくことはそれほど重要ではないのではないかと。僕は思った。リスクはあるが、これをやるために自民党とやるというニュアンスを感じた」と述べた。
一方で「他の議員にとっては、とんでもないという話かも知れない。関西以外に、比例で当選している人が10人くらいいる。そういう人は次に選挙は厳しいかもしれない」とも指摘。「(高市早苗総裁の)政権運営は大変ですよ。うまくいく可能性は低いと見える中で、それと一蓮托生(いちれんたくしょう)になる」と、連立を組んだ場合の維新のリスクにも言及した。
これに対し、月曜コメンテーターで弁護士の猿田佐世氏は「(維新は)かっこいいことばかり言っていても仕方ない。副首都構想も、違うとは言っても、基盤になっているのは大阪都構想。2回(住民投票で)否決されたものをやるために党がなくなっても、というのは、かっこいいところだけ前に出しても意味がないのではないか」と、冷静な観点で指摘した。

