小泉進次郎防衛相は26日、NHK「日曜討論」(日曜午前9時)に、高市早苗政権の4閣僚とともに生出演。少数与党の高市政権が日本維新の会と連立を組んだことを受け、内閣を取り巻く政治環境について問われ、防衛省の新たな発信スタイルについて主張する、質問とはややずれた答えを口にした。
「日本維新の会と新たに連立を組みましたが、高市内閣を取り巻く政治状況をどうご覧になりますか」と問われた進次郎氏は、「防衛大臣の立場で申し上げますと、維新の会との連立合意書に、防衛政策についてかなり具体的に、1つ1つが今までの歴史や議論の議論の積み上げの中に、相当大胆なものが盛り込まれている」と指摘。「防衛装備品の海外移転の5類型の撤廃などは今までかなり、友党の間でも議論が必要だったが、今、急速に地域の防衛力の増強が加速度的に進んでいる中では、日本に望ましい安全保障環境をつくっていく観点からこの撤廃は進めていかなければならないと思っている。国民のみなさんにご理解をいただけるような説明が必要と思っています」と述べた。現在、海外に輸出できる防衛装備品は、殺傷性が低い「救難」「輸送」「警戒」「監視」「掃海」の5目的に限られ、自公政権では撤廃についての結論が出てなかった。
進次郎氏はこの後「その観点からひとつ申し上げると」と切り出し「私は今、防衛大臣になってから、毎日、機密、秘密、なかなか表では接しないような機微名な情報にも触れている。この情報に触れれば触れるほど、日本を取り巻く安全保障環境の厳しさ、日米同盟がいかに重要か、同志国との連携もいかに重要か(を感じる)」とも主張。「こういった中でおととい、ロシアの核を積める爆撃機、戦闘機が(日本の)領空に近づいてきたことを、航空自衛隊がスクランブルをした」と、24日にロシアの爆撃機など4機が日本海の上空に接近し、航空自衛隊がスクランブル発進を行ったことに触れた。この時、最終的に領空侵犯は確認されなかった。
進次郎氏は24日、自身のX(旧ツイッター)で、この案件について自ら発信している。この日も「今までは、領空侵犯ではないということで大臣自身が発信することはなかったが、私のXのアカウントを含めて、今後、なぜ防衛強化をしないといけないかを(国民)にご理解いただきたい」と、自ら発信した理由に言及。「そんな観点と、自衛隊の方が仕事をする姿を、より多くの方に見ていただきたいということで(防衛省の)発信も変えていきたい」と、意欲を示した。

