元テレビ朝日社員の玉川徹氏(62)が30日、レギュラーコメンテーターを務める同局系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に生出演。生成AIによるフェイク動画をめぐり、自身の見解を示した。

番組では生成AIによってつくられた、自民党の高市早苗首相(64)のフェイク動画がネット上で拡散されていることを取り上げた。

玉川氏は「こういう風なものが、どんどん広がっていくと、本当にネットだけで情報を得ている人っていうのは、大きなリスクを抱えてることになると思うんですよね」と前置きした上で「我々テレビにいて、例えばテレビとか新聞とか、オールドメディアって言われてて。信頼できないと。ネットの中にこそ、真実があるんだっていう風なことを、うそぶいている方いっぱいいらっしゃるんだけども」と切り出した。

「例えばテレビでも何か間違いがあった場合には、訂正放送というのをしなきゃいけなくて。だから、我々は、間違ったら、必ずそれに対する責任を取らされるんですよね。ところが、このネットの世界にある情報というのは、間違ってるものを流したからといって。それが例えば名誉毀損(きそん)とか、そういう風なことであれば別ですけれども、そうじゃない限りは、その自らそれを訂正するような仕組みってないですよね」と語った。

そして「法的にそれを訂正させるような仕組みも、今ないです。本当にネットだけで、そのオールドメディアは信じられない、ネットだけが真実だっていう人たちが『もしかしたら、あなた、だまされてませんか?』と言った時に、よくリテラシーが大事だって話をするんだけど、リテラシーの高い人だけじゃないですから。当然ながら、だまされてそのままの人だっていっぱいいる。削除したって削除する前にだまされちゃった人は大きな影響を受けるわけですね」と指摘した。

「だから逆に言うと、そのネットの世界が規制が難しいのであれば、これ実は振り返って、我々オールドメディアが何とかその信頼性を保てるようなものに変わっていって、最終的に、そこを頼ってもらうようなメディアになっていかない限り、こちらも生き残っていけないし、社会のためにもならないなという風に自戒を込めて言いたいと思います」と言葉に力を込めた。