立憲民主党の枝野幸男・衆院予算委員長は9日、自身のX(旧ツイッター)を更新。7日の同委員会を前に、高市早苗首相が当日の午前3時から始動したことについて、SNSで質問の事前通告をめぐりさまざまな意見が交わされていることに対し、私見を記した。

国会質問の事前通告は、委員会開催日の2日前の昼までと与野党が申し合わせているが、遅れるケースも多いとされる。高市首相は7日の同委員会で、午前3時の始動となったことについて前日6日夜の公務終了時点で、役所側がすべての質問を取れておらず、自身が読み込みたい答弁書ができあがっていなかったことを理由の1つに挙げた。一方、木原稔官房長官は7日の記者会見で、前日の6日昼までに与野党からの質問通告は行われていたとしている。

枝野氏は、国会質問の事前準備のあり方をめぐり、委員会の開催で与野党が合意していれば、早めの質問の準備は可能だとする、自民党の鈴木貴子広報本部長の投稿に反論した第三者の投稿を引用。その上で「国対間で大筋合意しても、質疑時間や与野党間の配分比率、それを踏まえた会派ごとの持ち時間などが事実上決まったのが2日前の5日(水)の正午前後で、正式決定は6日(木)の正午前後」と、今回の経緯を記した。また「確定前でしたが、答弁準備を考慮し、5日の理事懇談会ですみやかな質疑者の登録と、質問通告をお願いしています」として、正式な予算委員会の日程が確定する前に、内々に質問通告を各党に依頼していたと明かした。

また「通告が可能になったのが5日の午後。事前に準備があったとしても、持ち時間が確定しないと質問項目を取捨選択したり、組立を考えたりできないのが普通です」と、国会質問の実態を訴えた。

「もっと早く、委員長であるお前が決めろよ、との声が想定されますが、自民党を無視して勝手に決めて良いのでしょうか?そんなことは異例中の異例で、原則としてはありません」とも記した。

今回、高市首相が午前3時の始動となった背景に、質問の事前通告の遅れがあったのではないかとする不確定情報がSNS上で飛び交い、野党を批判する内容の投稿もみられる。

枝野氏は、立民の衆院予算委理事を務める源馬謙太郎衆院議員の投稿をリポスト。「日程として7日10日11日に予算委員会を行うと国対委員長間で合意されましたが、この時点では各党各会派の質問時間、質問者は決まっていません。それを受けて予算委員会理事間で協議し、最終的に5日の午前11時45分の理事会で時間配分なども含めて初めて決まりました(私も理事の一員です)。自分が質問するかしないかわからない、何分かもわからないけど準備した、としても、その正式決定前に通告を出すことはできません」と主張した内容で、枝野氏はあらためて経緯を説明した。