元朝日新聞記者で、キヤノン戦略研究所の上席研究員の峯村健司氏が20日、フジテレビ系「サン!シャイン」(月~金曜午前8時14分)に出演。「台湾有事の前哨戦は始まっている」と危機感を募らせた。

高市早苗首相は7日、衆院予算委員会で、台湾有事が集団的自衛権の行使が可能となる「存立危機事態」になり得ると答弁した。これに中国側が激しく反発し、日本への渡航自粛要請や日本産海産物の輸入停止手続きを進めるなど影響が広がっている。

峯村氏は自身の解説コーナーで「台湾有事の前哨戦は始まっている」と指摘。「台湾に対するアプローチで言うと、中国側は少しずつ階段を上げるように。いきなりドンとミサイル打つとかではなくて、圧力をかけながら『降参しろ』と台湾や日本、アメリカにやろうとしている」と説明した。また「今回の高市さんの発言をうまく利用して、階段をどんどん上がっているのが今の状況」と語った。

また中国から日本へのサイバー攻撃が急増しているとし「何人か他国のサイバーをやっているチームと定期的に意見交換しているんですが、高市さんの発言の前後で、きれいに3倍。日本に対するサイバー攻撃が増えている」と話した。

中国が日本にさまざまな対抗手段を打ち続けていることについて、コメンテーターの遙洋子が「『台湾のひと言も口にするな』というメッセージに感じる」と印象を話すと、峯村氏は「おっしゃる通りで、完全に高市さんの発言うんぬんじゃなくて、うまくチャンスだとみて準備していたものを発動している。だからこそ台湾有事に向けた前哨戦、準備したものを今始めている」と述べた。