連載「鳥海高太朗の静岡深掘り」第16回は「年末年始、近場で過ごすなら沼津がおすすめ」がテーマです。月1回、航空・旅行アナリスト鳥海高太朗氏(47)が、静岡に関する身近な話題を分かりやすく解説。お得な情報もお伝えします。
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いよいよ2025年もあと2週間弱。今回は日並びもよく、12月27日(土)~1月4日(日)まで9連休のお休みの人が多いのではないだろうか。国内旅行・海外旅行ともに前年と比べても多い一方で、ホテル価格や交通費が高いこともあり、近場で過ごそうと考えている人も多い。
そんななかで車や電車で気軽に行けるのが沼津である。ガソリンの暫定税率廃止でガソリン代が安くなったことにより気軽に車で訪れることもできるほか、JR東海では東海道本線の熱海~豊橋、御殿場線の沼津~国府津、さらには身延線の富士~甲府の在来線普通列車が1日乗り放題の「休日乗り放題きっぷ」を使えば、2720円の交通費だけで済む。「休日乗り放題きっぷ」は土曜・休日に加えて、12月30日~1月3日も利用可能となっている。
おすすめは沼津港。年末年始も営業しているお店が多く、干物や鮮魚などを買い物するのはもちろん、おいしい海の幸をお店で思う存分楽しめるが、年末年始期間も営業している人気店「御膳屋丸天」では名物の高さ15センチの筒状のかき揚げがご飯の上に君臨しており、桜えびやホタテなどが入っている、箸では持ち上げられないくらいのサイズの「海鮮かき揚げ丼」(1650円)はまさに正月らしい一品である。さらに「金目鯛の煮付け」も絶品であり、ご飯との相性も抜群だ。
その他にも立ち寄って欲しい場所が「沼津港深海水族館」。世界で唯一の深海に特化した水族館で、何と冷凍シーラカンスがマイナス20度の冷凍庫の中で展示されている。また今年7月に新設されたばかりの新エリア、没入型エリア「イマーシブディープシーワールド(没入型深海の世界)」は神秘的な空間になっており、没入する深海体験をすることができ、自分が深海に潜った気分にさせてくれるのだ。年末年始期間も全て営業しており、近場でノンビリ過ごすには最高の場所が沼津なのだ。
○…今回の年末年始も東海道新幹線「のぞみ」では12月26日~1月4日まで全車指定席となり、静岡県内に停車する「ひかり」の自由席は特に上記の期間中、混雑が予想されることから、指定席を確保するか、もしくは「こだま」の自由席利用が望ましい。
12月16日にJR東海が発表した年末年始期間の指定席予約状況では、東海道新幹線の予約席が前年比104%の252万席となっている。名古屋や新大阪駅方面へ向かう下りは、12月27日~31日の午前に静岡駅を発着する「ひかり」に混雑が見られ、また東京方面の上りは1月3日~4日午後に静岡駅を発着する「ひかり」に混雑が見られているとのことだ。「こだま」については一部自由席が座れないこともあるが、多くの列車については着席可能で、「ひかり」「こだま」の指定席が確保できない際の利用がおすすめだ。
また東京方面から自由席に乗車する際には、できる限り東京駅から乗車することで着席のチャンスが増える。改札口・ホームも混雑することから時間に余裕を持って利用するのが望ましい。また駅の窓口が混み合うことから、JR東海ではネット予約をしてICカード乗車券でチケットレス乗車できる「スマートEX」の利用を呼びかけている。

