石破茂前首相は31日、フジテレビ系「大みそか列島縦断LIVE!景気満開テレビ2025」(31日午前6時)に生出演。自身にとって激動の1年となった2025年の感想を問われた際、自身の後を継いだ高市早苗首相に「高市さんもご苦労なことです」と口にするひと幕があった。

石破氏は2011年から大みそかに同番組への出演を続けており、首相在任中だった昨年も生出演する対応をみせたほどだった。

MCの山里亮太に「石破さん、本当に大変な1年でしたよね」と、首相としてさまざまな対応に追われ、参院選敗北の後に起きた「石破おろし」の末に退任に追い込まれた自身の立場をねぎらわれるように問われた石破氏は、「いやあ、本当に」としみじみ述べた上で「高市さんもご苦労なことです。頑張りましょうね」と、高市首相に呼び掛けるように口にした。

また、首相在任中、もう少しやってみたかったことを問われると「地方創生と少子化対策。日本最大の課題はこれなんで、これにめどをきちんとつけたかったなという気はします」と応じた。

印象に残ったことについては「万博の成功なんだけど…」とした上で、退任前の10月に所感も発表した戦後80年の話題に言及。「今年は戦後80年でしたから、戦争が終わって80年、戦争を知っている人がほとんどいなくなった時に、あれって何だったんだろう、どうしたらもうあんなことが2度と起きないんだろうと、きちんと考える年にしたかった」と訴えた。

「(当時)アメリカは日本の10倍、国力があった。そこを相手に(日本は)4年も戦争して、300万人が死んだ。どうしてあんなことを始めたのか。分かる人は、絶対に勝てないと分かっていて、でも『おれじゃない、おれじゃない』みたいな無責任の体制で結局、大きな声がバーンと通っていくことがあった」とした上で、「あんなことを2度とやらないということを、みんなで考える1年であってほしかったですし、来年も戦争のない平和な時代を続けていかなきゃいかんなと思います」とも語った。