戦略コンサルタントの田中道昭氏は5日、テレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」(月~金曜午前10時25分)に、米国からリモート生出演。東京・豊洲の東京中央卸売市場で行われた初競りで、青森県大間産クロマグロが過去最高を更新する5億1030万円で落札されたことをめぐり、競り落としたすしチェーン「つきじ喜代村 すしざんまい」には、宣伝効果を見すえた戦略があったのではないかとの見方を示した。
すしざんまいが一番マグロを競り落としたのは、2020年以来6年ぶり。243キロのクロマグロで、1キロ当たりこの日最高値の210万円。5億1030万円という額は、記録が残る1999年以降、史上最高額となった。
番組MCの大下容子アナウンサーに「新春から縁起のいいニュースが入ってきました」と呼び掛けられた田中氏は「縁起のいい、景気のいい話ですね」と応じた上で、「5億1030万円ということですが、実は、マグロの値段だけではないんですよね」と述べた。
「(すしざんまいの)木村清社長が、何にやっぱり投資しているかというと、ズバリ、広告宣伝費」と指摘。「私の試算では、広告宣伝費をこれだけ(5億円超)投資しても、恐らく宣伝費に換算すると、10億円から20億円くらいの効果があるんじゃないかと見込まれます」と述べ、購入額の2倍以上の効果があると、驚きの見解を示した。
田中氏は「どうして『一番競り』の効果が高いかというと、年始で1回しかない、年初の一番競りですし、5億円という金額に非常にインパクトがある。また広告宣伝費ではありますが、ニュースという事実なので、非常に宣伝効果が高い」とも分析。「魚の原価ではなく、全国展開しているすしざんまいの広告宣伝費として、5億1030万円投資していると考えると、実は非常に宣伝効果は高いのではないか」と述べた。 「それにしても、気前のいい、縁起のいいお話ではないかと思います」とも語った。

