中道改革連合から岩手3区に立候補している小沢一郎氏(83)が5日までにX(旧ツイッター)を更新。高市政権について「政府見解と異なる不用意発言で外交を混乱させ、防衛増税を進め、非核三原則の見直しまで匂わせる高市内閣」と強い懸念を表明。「自民党の強硬な議員ほど強気で徹底的にやれなどと言いますが、いざ戦争になって戦場に行くのはいつも市井の若者で彼らではありません。勇ましさとは時に無知と裏表です」と若い世代に熟考を呼びかけた。
小沢氏はXで、「若い方々は戦争を身近に感じないかもしれません。しかし、戦後は戦争の匂いが残っていました。大陸も南方も正に地獄。多くの人が体験していたので繰り返さないという意識が根底にありました」と、戦後81年となる今年の年初の選挙に向け、若者に向けたメッセージを切り出した。
小沢氏は「そして、敗戦から80年。勇ましいことを言う方が受ける時代。戦争体験者がいなくなった時が一番危うい」とつづった。この言葉は、小沢氏が薫陶を受けた政治の師で、徴兵され旧満州(現在の中国東北部)に出征の経験のある田中角栄元首相が残した「戦争を知っているやつがいるうちは日本は安心だ。戦争を知らない世代がこの国の中核になった時が怖い」との言葉に通じる。
戦後80年を過ぎ、衆参両院の議員(衆院定数465人、参院定数248人、計713人)の99%は戦後生まれ。戦時中生まれは自民党の麻生太郎氏(85)や、中道の小沢氏を含めてわずか6人のみとなっている。この6人も戦時中は幼少で、従軍経験のある議員はいない。
小沢氏は「国を守るということは、ナショナリズムを煽りたくさんの武器を買うことではありません。軍拡競争に際限はなく生活に関する予算が圧迫されるだけです。戦前がそうでした。気づくと誰もモノが言えない。そんな嫌な空気感が出てきています。いま止めないといけない、そういう危機感で闘っています」と、今の日本の空気感を戦前になぞらえた。
その上で「政府見解と異なる不用意発言で外交を混乱させ、防衛増税を進め、非核三原則の見直しまで匂わせる高市内閣をいま止めないと、いつか来た道に戻りかねません」と警告。「真に平和を守るための政治をどうかやらせてください」と呼びかけている。
小沢氏が出馬している岩手3区には、自民党元職の藤原崇氏(42)、参政党新人の及川泰輔氏(47)も立候補している。

