先月参院議員を辞職し、病気の治療に専念しているれいわ新選組の山本太郎代表(51)は5日夜、東京・池袋で、衆院選(8日投開票)期間中、初めてとなる街頭演説を行った。
登場時、駅前の路上を埋め尽くすほど集まった聴衆から拍手と「太郎コール」が起きる中、山本氏は高市早苗首相(自民党総裁)の解散総選挙の手法を「1人でも多くの人に審判を仰ごうという選挙で、そんな『コスい』やり方ないでしょ」と、憤慨。各社の自民優勢の情勢予測に触れ「自民に党300議席なんて渡すわけにいかない。冗談じゃない。必ず投票に行き、できれば、れいわ新選組に入れてほしい。社会は変えられる。雰囲気だけの選挙に流されないで」と訴えた。
山本氏は先月21日、血液のがんの一種「多発性骨髄腫」の1歩手前と診断されたと公表。代表職にはとどまったが衆院選応援は「完全封印」を宣言していた。
ただ、結党以来、最前線に立ってきた山本氏が初めて不在となる今回の選挙で、れいわは各社情勢予測で苦戦が伝えられる。最終盤のタイミングで「緊急参戦」せざるを得ない形になった山本氏は、結党以来の主張、消費税廃止を熱烈アピール。「遺言と思って聴いてね。死なへんけど」とジョークを交えつつ、「身体を治し、妖怪だらけの国会に戻り、鬼退治をしたい」と、国政復帰への意欲をあらためて訴えた。

