藤井聡太6冠(竜王・名人・王位・棋聖・棋王・王将=23)が、22日に放送された第75回NHK杯トーナメント準決勝で豊島将之九段(35)を下し、決勝に進出した。先手の藤井は横歩取りを採用。目まぐるしく盤上の駒が動き回る激しい展開となった。昨年の銀河戦決勝で敗れた豊島を相手に、一気に終盤となる攻め合いから85手で押し切った。藤井はこれで4年連続の決勝進出。2年連続3回目の優勝を目指す。

藤井は、「かなり激しい戦いになってよく分からないまま指していたんですけど、攻めがつながりそうな形になってきたんじゃないかと思いました」と対局を振り返った。連覇がかかるが、「大きな一局になるので、精いっぱい頑張りたいと思います」と、決勝へ向けての抱負を語った。

敗れた豊島は中盤について、「難しいかなと思いながらやっていました。チャンスがあるかもと思いましたが、具体的な手順が分からなかった」と話していた。

もう一方の準決勝、糸谷哲郎八段対増田康宏八段戦は来週3月1日に放送される。藤井はその勝者と決勝で対戦する。