千葉県で線状降水帯が発生するなど大雨が降り、気象庁は13日夜から14日未明にかけ、千葉市などに大雨と土砂災害のレベル5特別警報を出した。各地で道路が冠水し、県によると、市川市と佐倉市でそれぞれ1人が死亡、柏市で1人が心肺停止。県警によると、八千代市でも1人の死亡が確認された。避難指示は一時40万人を超え、帰宅困難者向けに開放された千葉県庁では500人以上が身を寄せた。

JR京葉線などの一部区間で運転を見合わせ、県内は一時4万5千軒超が停電した。自治体は道路の冠水や車の立ち往生など被害状況の確認に追われた。

市川市では、60~70代の男性が冠水した道路に浮いているのが見つかり、病院で死亡が確認された。佐倉市では女性(66)が冠水した道路で車に閉じ込められて死亡。八千代市でも30~40代ぐらいの男性が心肺停止状態で見つかり、死亡が確認された。柏市でも70代女性が車に閉じ込められて心肺停止状態で搬送された。

大雨と土砂災害のレベル5特別警報の発表は初めて。気象庁は13日夜~14日午前、千葉市などに大雨特別警報、千葉市と市原市などで土砂災害特別警報を出した。

政府は13日夜、首相官邸の危機管理センターに設置した情報連絡室を官邸連絡室に格上げした。千葉県と千葉市は計25市町に災害救助法の適用を決めた。

千葉市中央区で13日夜の1時間降水量は115ミリで、平年の8月1カ月分とほぼ同じ値。佐倉市では3時間で189・5ミリ降り、同地点の観測史上最大になった。(共同)