高市早苗首相が3日、衆院予算委員会で、米国とイスラエルによるイラン攻撃時の対応をめぐり、参政党の和田政宗衆院議員から質問を浴びる一幕があった。

和田氏は「米国、イスラエルによるイラン攻撃時における初動対応についてお聞きをします。事前にイラン攻撃について米国から連絡があったか、総理にお聞きします」と質問。高市首相は「米国との間ではイラン情勢を含め、平素からさまざまな事項のやりとりを行ってきていますが、その詳細は外交上のやりとりですかお答えは差し控えます」と返答した。

和田氏は高市首相の返答に理解を示した上で「ただ、石川県知事選の応援演説に行くための飛行機に乗る前に攻撃が始まり、総理はそれを知りました。なぜ官邸に戻らず、知事選の応援に行ったのでしょうか」と追及。

高市首相は「今回の攻撃については、かねてより懸念がありました。だから1月16日の段階で、イランの在留邦人には退避勧告を出し、2月中もずっとさまざまな情報、軍の動きなどそういった情報をチェックしながら、起きうる可能性、その場合、いかに邦人を守るか、さまざまなシミュレーションもして参りました。で、今回、早めに対応をしていたこと、第一報を受けてすぐに各省庁に対して情報収集の徹底、退避勧告をしても尚、現地に残っておられる邦人の方々の安全確保に万全の措置を講じてほしいと指示し」と語った。

続けて「飛行機に乗る前に設置をちゃんと確認したのがイラン情勢に関する情報連絡室。これは16時に官邸に設置をして情報収集に当たる体制を構築を致しました。でまぁそこで、秘書官も同行しておりますので相談したんですが、情報収集の対策室を設置したもですね、ここから幅広く情報が集まるのに数時間、要します。ですから、出張の道中も情報通信が発達してますから、数分おきに情報が入ってきますので、逐次報告を受け、必要な情報を確実に把握しながら、向いました」と説明した。

さらに「その道中ですけれども、事態の拡大がありましたので、イラン、イスラエルだけではなくて、バーレーン、カタール、UAEといった周辺国の邦人の安否情報の把握、安全確保、海路空路の状況把握、関係事業者への情報提供」などの追加指示を出したと補足した。

和田氏はそれでも「官邸に戻って、陣頭指揮を執るという考えにはならなかったのか」と続けた。高市首相は「移動中でもインターネット、メールは来ますので。数分おきに最新の情報を受け取りながら、こちらかも必要な指示をしながら、移動したとことでございます」と語った。その上で「これが全く無駄な話であるとは思っております。不適切な対応であったとも思っておりません」と主張した。

高市早苗首相は米国とイスラエルによる2月28日の対イラン攻撃の報に接した後も自民党総裁としての政務の地方出張を取りやめず、東京を離れたことがネット上で話題となっていた。