ダート初挑戦のソダシ(牝3、須貝)は2番人気に支持されたが、12着に沈んだ。

課題のゲートを五分に出ると、最内枠の利を生かして果敢にハナを奪った。道中は2番手を1馬身ほど離して運び、前半1000メートルの通過が1分1秒4というスローペースを刻んだ。しかし、3角過ぎから後続が差を詰めてくると手応えがあやしくなり、直線入り口では先行集団にのみ込まれた。

吉田隼騎手は「初ダートなのでスピードに乗せた方がいいと思っていた。スピードの乗りは良かったけど、最後に頑張れなかったのは初めての力が要るダートで、牡馬の古馬が相手なので地力の差も出たかなと思います。これからですね」と敗因を分析した。

須貝師は精神面の問題を課題に挙げながらも、初ダートでの敗戦は前向きにとらえて「経験値というか、今後について考えるところができた。ダートの感触は悪くないし、距離のこともあるので来年のフェブラリーSは視野に入ると思います」と今後を見据えた。