JRAは7日、2022年度の顕彰者に調教師として通算1570勝を挙げ、今年2月で定年のため引退した藤沢和雄氏(70)が選定されたと発表した。

同氏は88年に厩舎を開業。タイキシャトル、シンボリクリスエス、ゼンノロブロイ、レイデオロ、グランアレグリアなど数々の名馬を管理し、JRA重賞126勝(うちG1・34勝)の偉大な記録を残した。JRAを通じ「馬が頑張ってくれて、そして馬主さんをはじめファンの皆さまからいただいた応援を力に、厩舎のみんなが頑張ってくれたおかげで長い間充実した仕事をさせていただくことができました。このような名誉な表彰を受けることができて大変光栄です。誠にありがとうございました」とコメントを発表した。

顕彰者は元調教師、元騎手が対象で、元調教師の選定要件は「中央競馬における通算勝利度数がおおむね1000勝以上」「管理馬がG1競走においてのべ5勝以上」「年間最多勝利などで特に顕著な成績を記録」となっている。