エフフォーリア(牡4、鹿戸)は横山武騎手を背に3頭併せの中央でハードに気合を注入された。

外ランドオブリバティ(古馬3勝クラス)、内ウインカーネリアン(古馬オープン)の間に入り、鞍上から大きなアクションで追われると闘争心に火が付いた。2頭に首差先着し、美浦ウッドで5ハロン68秒1-11秒1(いっぱい)をマーク。馬体はシェイプアップされて引き締まり、動きには力強さに加え貫禄があった。

鞍上は「気持ちが大人になり過ぎていて、天皇賞・秋や皐月賞、ダービーの時より後ろから来られた時の反応がいまひとつでした。いい頃のエフフォーリアを知っているだけに物足りなさがあります。(走りに)メリハリが欲しいところですね」。厳しめのコメントだが、これも求めるものが大きいゆえ。

鹿戸師は「馬自身に余裕が出ている分、ズブさは出てきているけどしっかり時計も出ている。いい感じに状態は上がってきたし、来週でちょうど良くなると思う」と順調さを強調した。