春のグランプリ宝塚記念(G1、芝2200メートル、26日=阪神)の最終追い切りが22日、東西トレセンで行われた。
昨年の年度代表馬エフフォーリア(牡4、鹿戸)は、大阪杯9着からの巻き返しを誓う。美浦ウッドで3頭併せ。この日は初めてブリンカーを着用し、外トロワエスポワール(古馬1勝クラス)、内マッチレスノヴェル(古馬2勝クラス)の真ん中を抜群の手応えで駆け抜けた。時計は6ハロン85秒0-11秒1。鹿戸雄一調教師(60)が共同会見に出席した。一問一答は以下の通り。
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-大阪杯を振り返って
鹿戸師 体調はいいと思っていたんですけど、ちょっと残念な結果になってしまった。切り替えて、次に向けて牧場と相談しながらやってきました。
-中間の調整は
鹿戸師 すぐに天栄に戻してケアをしてもらって、疲れも少なかったようなので、早めに稽古ができたようです。
-1週前追い切りについて
鹿戸師 1週前にして十分な稽古。時計も出ていた。ただ気持ちの面でズブさが出てきた。そのあたりを課題として今週の稽古を考えました。
-最終追い切りは
鹿戸師 時計的には先週と同じくらいですが、気合を入れるためにブリンカーを着けてみて、3頭併せの真ん中できっちり併せる稽古をしました。とても気分良く、一生懸命走っていましたので、いい内容だったと思います。
-ブリンカー効果はあった
鹿戸師 ジョッキーは効いていていいと言っていましたね。
-阪神2200メートルは
鹿戸師 輸送もだいぶおだやかになってきましたし、阪神も2回目なのでそこまで心配していないです。馬場が合っていないという訳でもないと思います。
-相手関係は
鹿戸師 素晴らしい馬ばっかり出ていますし、G1ですからそんなに簡単にはいかないと思っています。ただこの馬は強い馬だと信じていますので、いい競馬ができると思っています。
-理想の展開は
鹿戸師 なんとか前に置いて、折り合いついてレースができれば、しまいもしっかり伸びてきてくれると信じています。
-ファンにメッセージを
鹿戸師 いつもたくさんの方に応援していただいて、感謝しています。何とか皆さまの応援に応えられるように結果にこだわって頑張りますので、よろしくお願いします。
-本番でもブリンカー着用
鹿戸師 まだ時間もありますので、ブリンカーに限らず、チークピーシズもありますから、これから考えていきます。