好メンバーが集結した「真夏のダービー」はエピセンター(牡、S・アスムッセン、父ノットディスタイム)が圧勝した。鞍上はジョエル・ロザリオで勝ちタイムは2分0秒72。

ケンタッキーダービー馬リッチストライク、同2着エピセンター、同3着ゼンダン、プリークネスS覇者アーリーヴォーティング、ハスケルS覇者サイバーナイフなど豪華メンバーが参戦。注目を集めた一戦でエピセンターの強さが光った。ハナを奪ったサイバーナイフが軽快に逃げる展開となったが、好位追走から4角で先頭へ。直線半ばで独走となり、2着サイバーナイフに5馬身4分の1差の圧勝で世代最強を印象づけた。3着にゼンダン、4着にリッチストライクが入っている。

北米歴代最多勝トレーナーのスティーブ・アスムッセン師はトラヴァーズS初制覇。ブラッドホース電子版はアスムッセン師のコメントを伝えており、師は「究極にエキサイトしています。競馬関係者にとって、サラトガがアメリカ競馬であり、トラヴァーズSがサラトガです」と喜びをバクハツさせている。エピセンターの今後はダート競馬の最高峰、BCクラシック(G1、ダート2000メートル、11月5日=キーンランド)が目標になる。