ダービー3着から臨むアスクビクターモア(牡、田村)は美浦ウッドコースで単走で追われ、5ハロン66秒7-11秒8(馬なり)をマークした。馬場の外を回り、リズミカルかつ力強くチップを蹴り上げた。

田村師は「3カ月くらいで大人の馬になっている。乗り役が合図を出してからポンといける。調教のフェーズが変わってきた」とうなずく。気性面の問題から昨年末以降、併せ馬は控えているが、師は「ゆくゆくは前に馬を置いてもいい」と単走からの“卒業”も見据えた一皮むけたアスクビクターモアがまずは初秋の中山から、違いを走りで見せつける。