仏ダービー馬ヴァデニ(牡3、J・ルジェ、父チャーチル)で凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月2日=パリロンシャン)に参戦する可能性が高まったクリストフ・スミヨン騎手が21日、シャンティイ競馬場で現地メディアのインタビューに応じている。

「アットザレーシズ」のツイッターアカウントはインタビューの動画を投稿。知日派のスミヨン騎手に対し、「日本人は凱旋門賞にどんな馬を連れてくるべきか」という質問がされると、同騎手は「オルフェーヴル、ディープインパクト、エルコンドルパサーは勝つ資格がある馬でした」とキッパリ。その上で、自身が騎乗した12年のオルフェーヴル(2着)を回顧し、「馬場が極端に重かったり、スローペースだったり。オルフェーヴルに関しては馬場も緩かったし、外枠(18頭立て18番枠)でしたし、いろいろありますが、直線で抜け出すのが少し早かったです。それで右によれてしまい、きわどいところで負けてしまいました。もしオルフェーヴルが同じ凱旋門賞を10回走れば9回勝っていたと確信しています。僕たちにとって残念な日でした。普段は加速に時間のかかる馬ですが、結果的にあの日は反応も仕掛けも早かった」と答えている。