スプリンターズS(G1、芝1200メートル、10月2日=中山)の最終追い切りが28日、東西トレセンで行われた。春秋スプリントG1制覇が懸かるナランフレグ(牡6、宗像)は美浦ウッドで3頭併せで力強い動きを見せた。3週続けて調教にまたがった丸田恭介騎手(36)が共同会見に出席した。一問一答は以下の通り。

-前走安田記念9着を振り返って

丸田騎手 久しぶりのマイル戦でしたが、しまいもよく頑張ってくれて、コンマ4秒差でしたから、頑張って走っていたと思います。

-最終追い切りの評価

丸田騎手 先週にしっかり負荷をかけた追い切りをしたので、今週はどれくらい良くなっているのか確認の意味と、もう少し負荷をかけていってというところでした。先週の追い切りから順当に馬の感じが、特に歩様のなめらかさが変わってきていて、良くなっていると感じました。

-前走と比べて

丸田騎手 休み明けの分もあって、少し先週までは重かったが、今週の追い切りで良くなったと思いますし、安田記念は使ってきた臨戦過程だったので、少し硬さもあった。その時よりはいいのかなという感じはします。

-デビューから乗ってきた同馬の強さは

丸田騎手 反応の良さだったり、しまいの切れはスプリント界でも目立つ長所だと思います。

-右回りの中山は

丸田騎手 最近右回りも成績出てきていますし、だいぶ克服したかなというところはあります。この時季の中山は時計が速かったりするので、その辺がどれくらい対応できるのかなというところが鍵だと思っています。

-宗像調教師と打ち合わせなどは

丸田騎手 特にレースについては話はしていません。課題としてはスタートしっかり出てくれて、余裕を持って追走してくれればというところです。

-ファンに向けてひとこと

丸田騎手 高松宮記念を勝たせていただいて、春秋制覇が懸かってレースに乗られるということを、とてもうれしく思っています。精いっぱい頑張りますので、応援よろしくお願いします。