東京競馬場に併設されている競馬博物館で、8日から「生誕130年記念 尾形藤吉~“大尾形”の系譜~」が開催される。

調教師としてダービー8勝など、JRA史上最多の通算1670勝を挙げた故尾形藤吉師の足跡が、貴重な資料や関係者の証言などによって紹介されている。期間は23年2月19日まで。孫の尾形充弘元調教師は「競馬が市民権を得ていない時代からひたむきに馬と向き合ってきました。数々の記録を残すとともに、戦前戦後を通じてたくさんのホースマンを育てました。競馬の礎を築くとともに、時代を先取りした偉大な先駆者ともいえます。その足跡を振り返り、先人に思いをはせるひとときにしていただければ、この上ない喜びです」とコメントを寄せた。