名馬に続く。土曜東京メインの東京スポーツ杯2歳S(G2、芝1800メートル、19日)で評判馬ダノンザタイガー(牡、国枝、父ハーツクライ)が重賞に初めて臨む。デビュー2戦はともに最速上がり。差し遅れた新馬戦から少しずつ末脚に鋭さを増し、来年のクラシックにつなげる勝利を目指す。
猛虎の片りんが出てきた。国枝師は「牡馬らしくなってきたかな。迫力が出てきたよ」と話した。前走で未勝利を勝ったダノンザタイガーのことだ。火曜朝は冬時雨の中、調教へ向かう姿はわずかだが確実に威圧感のようなオーラをまといつつある。デビュー2戦で488キロだった馬体重は10キロほど増え、500キロに迫る好馬体になった。2億7000万円馬が初めて重賞に出走する。
着実な進歩を遂げる。取りこぼした新馬戦2着後、新潟の未勝利戦は安全運転ともいえる大外回しで2馬身抜け出した。初戦鈍かった直線の反応はいくらか良化。「前向きさは出てきた」と国枝師。この中間でまた少し前進した。1週前追い切りでは格上古馬を一瞬で引き離す瞬発力を発揮。2週続けて美浦ウッドでラスト11秒台前半マークと脚力を磨き、大舞台に備えてきた。
登竜門と呼ぶにふさわしいレースで真価を発揮する。20年の3冠馬コントレイルをはじめ、過去5年の勝ち馬から4頭のG1馬が出ている。「順調だよ。レースでは(手綱を)抱えるくらいがちょうどいい。距離は1800メートル以上なら。東京だしね」。ここまで2戦連続で最速上がりをマーク。鋭さを増した末脚で来年のクラシック進出を確実なものとする。【松田直樹】
◆高額馬 現2歳世代は20年夏から22年春にかけて各地で行われたセリに登場。世代最高額馬は20年セレクトセール当歳部門に上場されたヒルダズパッションの20(牡、父ハーツクライ)の3億8000万円。ダノンザタイガーは同年の同じ当歳部門で2億7000万円にて落札された。(価格は全て税抜き)

