フランスから2年連続参戦のグランドグローリー(牝6、G・ビエトリーニ)は昨年以上の出来にある。水曜朝に東京競馬場のダートコースで追い切りを敢行。調教終了後、取材に応じたデュモン助手は「(5着だった)去年と比べて、調教内容が全然違います。去年は輸送の疲れがあったけど、今年は輸送後の回復が早かったです」とニッコリと笑った。

「調教の強度だけが問題ではなく、フォームやフランスでやっていることをやれている、状態に合わせて調教できているのがいいと思います。(昨年以上の結果?)そうなるといいですね。まだ、レースについて分析できてはいませんが、去年より出走馬のレベルがじゃっかん低いと聞いているのでチャンスはあるかもしれません」と、勝利へ向けた色気を見せている。

日本滞在の印象を問われると、「最高です。フランスとは文化も違うので、とても楽しいです。昨年は外出制限があって、せっかく日本へ来たのにもったいないね、と話していました」とほおを緩めた。ロンキナ助手も「昨日は初めて2人だけで地下鉄に乗って、明治神宮に行ってきました。渋谷にも行きました。時間があれば、スカイツリーや魚市場に行きたいです。日本ほど親切にしてくれるところはないと思います」と声をはずませた。

水曜にレースで騎乗するギュイヨン騎手、管理するワッテル師が来日し、木曜の共同会見に出席する予定となっている。