イタリア出身で現在は英国を拠点としているトップジョッキーのランフランコ・デットーリ騎手(52)が来年いっぱいで騎手を引退すると発表した。

17日に英国のメディア「ITVレーシング」のインタビューに対して、「来年を最後の年にするのはしばらく前から考えていたこと。世界のビッグレースに乗ったあと、カリフォルニアのブリーダーズCでプロライダーとして別れを告げるだろう」と話した。今年10月にも、来シーズン限りで引退する可能性について語っていた。

世界の騎手の中でもトップといわれる腕を持ち、その手綱さばき、接戦での勝負強さは「デットーリマジック」とも呼ばれた。凱旋門賞6勝など世界中の数々の大レースを制覇。日本でもジャパンCを3勝(96年シングスピール、02年ファルブラヴ、05年アルカセット)している。00年には飛行機墜落事故から生き延びるなど騎乗以外でも伝説を残した。