JRAは10日、2022年度JRA賞競走馬部門の受賞馬を発表した(年齢は明け年齢)。

22年の天皇賞・春、宝塚記念を横山和騎手とのコンビで制したタイトルホルダー(牡5、栗田)が280票(全288票)を集めて、最優秀4歳以上牡馬に選出された。同馬のJRA賞受賞は初めて。

昨秋はフランスの凱旋門賞(11着)にも挑戦し、持ち前の先行力とスピードを世界にアピール。昨年暮れの有馬記念(9着)ではファン投票1位の支持を集め、果敢な逃走に魅了されるファンも多い。格式の高い中長距離G1・2勝での他を寄せ付けない勝ちっぷりと、インパクトの強さが投票者に評価された形となった。

栗田師は「このたびはこのような素晴らしい賞を受賞でき、光栄に思います。オーナー、ファンをはじめタイトルホルダーを支えてくださる関係者にこの場を借りて感謝申し上げます。凱旋門賞、有馬記念と残念な結果になりましたが今年はまた強いタイトルホルダーを競馬場でお見せできるように、関係者とともに厩舎としても努めてまいりますので、またご声援よろしくお願い致します」とコメントした。

現在は放牧で英気を養い、馬の様子を見ながら今後のプランが組まれる見通し。