女性ジョッキーの永島まなみ騎手(20=高橋康)がアクシデントにも負けず、今世代で関西圏最後の新馬戦を制して今年のJRA4勝目を挙げた。同通算は32勝目。

1番人気フェリ(牝、佐々木、父ヘニーヒューズ)に騎乗。外枠から果敢にハナを奪うと、直線も後続の追い上げをしのいで人気に応えた。

「稽古から乗せてもらっていて、ゲートも良かったと感じていました。外枠だったので自信を持って出していって、手応え良くこの馬のリズムでいけました。直線は少し抜け出すのが早いかなと思いましたが、最後まで集中してくれました。まだトモが緩いので、まだ伸びしろがありそうです」

次走は3月12日中京の昇竜S(3歳オープン、ダート1400メートル)に同コンビで向かう予定。

実はレース前、地下馬道で騎乗馬に右太腿を蹴られるアクシデントに見舞われていた。騎乗できるか心配されたが佐々木師に騎乗を直訴し、根性で勝利をつかんだ。レース後は少し脚を引きずる様子を見せていたが、「痛かったですけど大丈夫です。乗り替わりになりそうだったので頑張って乗りました」と笑顔を見せた。

直後の5Rは検査のために乗り替わりとなったが、同6Rからは予定通りに騎乗する。