単勝5番人気のシーズンリッチ(牡、久保田)が横一線のたたき合いから抜け出し、重賞タイトルをつかんだ。勝ち時計は1分46秒6。

鞍上の2年目・角田大河騎手(19=石橋)はうれしいJRA重賞初制覇となった。

道中は一団となった馬群の中団を追走。直線は馬群を割るように脚を伸ばした。前走・共同通信杯では6着に敗れていたが、2度目の重賞挑戦で春につながる勝利をつかんだ。

角田河騎手は「いい時に乗せていただいて感謝の気持ちでいっぱいです。スタミナがあって、いい脚を使い続けられる子なので、思い描いた展開でした。馬群を割ったのは初めてだと思いますし、勝負根性に感謝したいです」と相棒をたたえた。

自身の重賞初制覇には「勝つことができてよかったです。2年目という立場で、後輩も入ってきましたので、誰にも負けてられないという気持ちです。一生懸命に精進したいと思います」と喜びつつ、気合を入れ直していた。

2着は2番人気ノッキングポイント。3着は6番人気ドットクルー。

1番人気のキングズレインは後方追走から直線で懸命に追われたが、伸びを欠いて12着に敗れた。

馬連(3)(8)は3620円、馬単(3)(8)は7730円、3連複(3)(8)(13)は1万4510円、3連単(3)(8)(13)は9万2050円。

(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)