平地シーズン開幕を前に、アイルランドのエイダン・オブライエン師が27日、私設調教場「バリードイル」の調教を公開し、メディアのインタビューに応えている。

最も大きな注目を集めているのは、ディープインパクト産駒で、同産駒最終世代のオーギュストロダン(牡3、母ロードデンドロン)。昨年はデビュー戦こそ2着に敗れたものの、その後3連勝でG1フューチュリティトロフィーを制し、4戦3勝の成績を残した。今年の英ダービー前売り1番人気となっているが、1970年のニジンスキー以来となる英3冠制覇も期待されている。オブライエン師は「オーギュストロダンは2000メートル、2400メートルに距離が延びても問題ないでしょう。彼はそういう馬です。ギニーで始動し、その後はそういう道を進んでいく馬です」と語っている。同師は12年にキャメロットで英2000ギニー、英ダービーを制し、3冠制覇を期待されたが、英セントレジャーで敗れ、3冠馬誕生を果たせなかった。

今年は5月6日に英2000ギニー(G1、芝直線1600メートル、ニューマーケット)、6月3日に英ダービー(G1、芝2410メートル、エプソム)、9月16日に英セントレジャー(G1、芝2900メートル、ドンカスター)が行われる日程。ディープインパクト産駒の最終世代に大きな注目が集まっている。