単勝3・4倍の1番人気スターズオンアースは鼻差の2着だった。

後方待機から道中はリズム良く運び、3コーナーから進出開始。手応え良く直線に向き、上がり最速34秒4の末脚で追い込んだが、勝ち馬にはあと1歩届かなかった。ルメール騎手は「スタートは決まったけど、あの位置になってしまった。最後にいい脚は使っているんだけど、もともとは2400メートルの馬。跳びが大きいし、長い直線があった方がいいね」と悔しそうだった。

昨年は桜花賞、オークスを制して牝馬2冠を達成した。中距離路線の頂点を目指し、迎えた今年の始動戦。初の古馬、牡馬混合のG1、5カ月ぶりと決して楽な条件ではなかったが、能力の高さは示した。「道中の折り合いも良かったと聞いていますし、反応も良かったと思います」と高柳瑞師。惜敗を今後につなげていく。