2番人気のジャックドール(牡5、藤岡)が、武豊騎手(54)の好リードで逃げ切り、待望のG1初勝利をつかんだ。勝ち時計はレースレコードの1分57秒4。好発を決めて先頭に立ち、最後に迫ってきた昨年の2冠牝馬スターズオンアース(牝4、高柳瑞)を鼻差でしのいだ。54歳19日の武豊騎手はJRA・G1最年長勝利記録を樹立し、同通算80勝の節目を飾った。

<大阪杯アラカルト>

☆逃げ切り 21年レイパパレ以来、2年ぶり2回目。

☆武豊騎手 17年キタサンブラック以来6年ぶり2勝目。JRA・G1は22年ダービー(ドウデュース)以来、通算80勝目。

☆藤岡健一調教師 のべ2頭目の出走で初勝利。JRA・G1は16年桜花賞のジュエラー以来、7年ぶり通算3勝目。

☆関西馬 17年キタサンブラックから7年連続7回目。

☆単勝2番人気の勝利 20年ラッキーライラック以来、3年ぶり2回目。

☆5歳馬の勝利 22年ポタジェに続く2年連続5回目。

☆牡馬の勝利 22年ポタジェに続く2年連続5回目。

☆鼻差の勝利 初めて。

☆優勝タイム 1分57秒4は、18年スワーヴリチャードが記録した1分58秒2を抜くレースレコード。

☆最低払戻金額の更新 枠連740円(1130円)、馬連830円(1110円)、馬単1580円(1970円)が更新。(カッコ内は従来の記録)

☆売得金 大阪杯の売得金は前年比99・0%の185億823万6900円と微減した。阪神競馬場の入場人員は同303・2%の2万5699人(うち有料入場2万5070人)。

☆モーリス産駒の大阪杯成績 今年出走の4頭を含む、のべ5頭の出走で初勝利。JRA・G1は22年エリザベス女王杯をジェラルディーナで制して以来で今年初勝利。通算では3勝目。